【画像:当社で使用するオーガニックコットン】
一般のコットンと何がちがうのか
みなさんのイメージでは「農薬不使用」=「オーガニック」という感じではないでしょうか。実はオーガニックの定義はまちまちで、国際認証基準を満たしたオーガニックコットンもあれば、「自称」オーガニックコットンまであるのです。
国際認証も1つではない
自称オーガニックコットンはさておき、オーガニックコットンの国際認証は主に2種類あります。OCSとGOTSと呼ばれています。この2つの認証は世界中で通用するグローバルな基準ですが、その認証の厳格さにおおきな違いがあります。OCSは生産されるその農地がオーガニック(つまり有機栽培)であれば認証されるのに対し、GOTSの場合は農地はもちろんのこと、その後の紡績から織布、染色、縫製から輸入者までのすべてがGOTSの定める基準をクリアし、認証を取得する必要があるのです。
オーガニックコットンにすべき理由
もっとも重大なことは化学肥料を使用した場合に農耕地からは一酸化二窒素(N2O)が発生します。「地球温暖化」への影響は二酸化炭素の300倍といわれています。(日本経済新聞8月13日付)
2つ目は生産者の健康被害の問題です。綿花栽培には虫がつきやすく、大量の農薬や殺虫剤が必要となります。そのために病気にかかる生産者が多いのです。また高額な農薬を買う為にローンを組んで返済できず、自殺に追い込まれるケースがあるのです。異常気象で不作となり返済ができなくなるのです。こうした理由からインドでは30分に1人のペースで農業従事者が自ら命を絶っている、という報告があります。
GOTS認証についてはこちら(FCIコーポレートサイトへ移動)